昨今、メディアの多様化、デジタル端末の普及により、紙媒体の「新聞」という商品を取り巻く環境が、以前とは様変りしたように思います。しかし、どこまでデジタルが発達しようとも、それらを最終的に受取る私たちは、どこまでもアナログな、生きている人間なのです。
2011年3月11日の東日本大震災翌日、電気が復旧しない中、1部の新聞を数人で食い入るように見つめる購読者様の姿を目の当たりにしました。
人が書く。人へ届ける。人が届ける。
記者が自身の目で見、耳で聞いて集めた確かな情報を、毎朝人の手で届ける。世界に冠たる日本の戸別配達システムの存在意義を強く感じ、私たちはやりがいと誇りを持ってこの仕事に臨んでいます。
届いたばかりの新聞は温かく、人の温もりを感じるものです。
新聞という商品を通じて、皆様に知識ある豊かな生活を送っていただきたい。それが私たち読売新聞販売店スタッフ最大の願いなのです。